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2010年1月

ブラボー!Bebop!

LIVE AT BASH AGAIN!LIVE AT BASH AGAIN!

アーティスト:安保徹
販売元:3d system(DDD)(M)
発売日:2008/12/17
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こんにちは。
一昨日の晩に行って参りました。今年のライブ初めでございます。
いや、正に至福の時でございました。この一言に尽きますね。
ブラボー! Be-bop!という感じでした。(※とてもいいライブだったので、長文になります。)

昨日のライブは3セット構成で、1セット4曲程でございました。
全てスタンダード。セットリストは以下の通り。

メンバー: 香川裕史(b)、安保徹(ts)、吉岡秀晃(p)

場所: 代々木 NARU

【1st Stage】
1.“Yardbird Suite”

2.“Stompin' at the Savoy”

3.“I can't get started”

4.“This I dig of you”(Hank Mobley)

【2nd Stage】
1.“Groovin' High”

2.“Willow weep for me”

3.Duke Ellington Medley “Sophisticated lady”、“All too soon”

4.“Pent-up house”(Sonny Rollins)

【3rd Stage】
1.“In a mellow tone”

2.“Scrapple from the apple”

3.“I can't get started”

4.“Take the A train”


1stステージからいきなり“Yardbird Suite”で、この日のライブがとてもいいライブである事を予感させる感じでございました。三人ともとてもリラックスした雰囲気でした。

“I can't get started”では安保さんのテナーソロがフィーチャーされてました。CDで聴く印象と違って、だいぶ音量が小さかったように感じました。小さい音量というか、普通の音量か…!?という感じ。サブトーンが凄く巧く利いているのと、バズが混じったとてもジャズらしい音色をされておりました。音量の絶対量は小さそうなんですけど、とても存在感を感じましたね。

…っていうか、自分の普段の練習時での音量がまだ大きすぎる事がよく分かりましたね。(泣)

楽器は、間違いなくヴィンテージ物っぽかったのですが、少なくともSelmerではなく、恐らくConnかMartinなのですが、どっちかは分かりませんでした。


1stステージ最後の曲は、Hank Mobleyの『Soul Station』に収録されている、“This I dig of you”です。選曲だけで昇天~!

2ndステージではDizzy Gillespieの“Groovin' High”から始まり、“Willow weep for me”と流れました。“Willow~”では三人ともグルーブ感をグイグイ出しながら、ブルージーにソロをとっておりました。ここでの演奏が象徴的だったのですが、このバンドのリーダーである、香川裕史(b)さんが吉岡秀晃(p)さんの気分を上手く乗せて、吉岡さんはそれに応じるかのように、これでもかこれでもかとフレーズを畳み掛けていました。バップフレーズや色んな曲のモチーフをコロコロと転調させてテンションをかけたりと、引き出しが多い事、多い事。

香川さんも吉岡さんのソロに鼓舞されて、グイグイとソロを披露します。二人共お互いの顔を笑顔で見合わせながら、お互いを挑発し合っている姿が印象的でございました。吉岡さんは前に別のバンドのライブの時に見た事がありましたが、今回の演奏でファンになってしまいましたね。

その後、Ellingtonメドレーで“Sophisticated Lady~All too soon”とバラードが続き、Rollinsの“Pent-up house”で2ndステージは終了。Rollinsの曲だけあって、安保さんがswingyに朗々と(他に言葉が見つからない…)ソロを吹かれてました。

3rdステージでは“In a mellow tone”から、安保さんはBen Websterばりのリラックスしたトーンで吹かれてました。この曲、改めて聴くといい曲ですね… 後で練習して自分の持ちネタにしようかなと思いました。

二曲目の“Scrapple from the apple”から、アルトサックスの長谷川朗さんがシットイン。安保さんと二管でビバップ大会になっておりました。長谷川さん、ビバップのアルトらしい、いい音色でございましたが、微妙にリズムに入り遅れてる箇所が少し見受けられて、ちょっと残念な感じがしました。

リズムの観点から聴くと、安保さんはさすがベテラン。どっしりとリズムに乗れていて、尚且つ自分からもリズムのパルスを出してる感じがしましたね。今回のバンドのメンバー三人はソロにリズムとビートの躍動が聴こえましたね。演奏を聴いていると、自然とついつい立てノリになってました。

そのまま、二管でもう一回“I can't get started”と続き、最後は“Take the A train”。
“A train”では最初イントロとテーマを、吉岡さんと香川さんが三拍子で弾くという荒技が飛び出しました。
あんなの俺は絶対に吹けん… 吉岡さん、随所にWhole tone scaleを使ったフレーズが出てきました。再度テーマを四拍子に戻して、全員で演奏。終演となりました。

いやー、今回のライブは安保さんを間近で聴こうという目的で行ったのですが、すっかりこのバンドのファンになってしまいましたね。来週は新宿Somedayで、このメンバー+ドラムのQuartetでライブをやるそうですが、行けないんですよね。次回Quartetでライブがある時は是非聴きに行きたいなと思いました。

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週末の日記(1/9・10・11)

土日の練習・活動日記です。

土曜日はセッション練習に行きました。今回は久しぶりにF Bluesを集中したのと、『枯葉』をやりました。『枯葉』はテンポを速めたり、遅くしたり色々練習しました。やっぱ、テンポが早いと辛いですね…coldsweats01

F Bluesは、1.Fの音だけ 2.FとCの音だけ 3.FとAとCの音だけ…と音を一つずつ増やしていって、リズムは各自のセンスでと言う事でアドリブをしました。

これが結構難しくも面白い練習なんですよね。リックなどに凝り固まった頭にはもってこいの練習でございます。それにしても、参加者全員それぞれが違うセンスなのは面白かったです。耳が良くなりそうな練習ですね。happy01


日曜日は今年初めての師匠のレッスン。

久しぶりに音色についての指摘がありました。ピッチベンドをしながらロングトーンの練習。ピッチベンドをしながら、マウスピースを唇に対して少し圧力を加えると、あら不思議。音色が凄く良くなりました。自分が気づかない所で、マッピを噛んでしまっているのですね。

ソルフェージュと『Love me tender』のテーマをany keyで練習した他、『All of me』を練習。『All of me』はテーマとコードの関係を深く理解する為にkeyをCにして覚える必要性とコードを番号で覚える必要性を思い知らされました。

当たり前の話ですが、テーマとコードとの関係はとても深い。ふと見ると、その曲のテーマがそのコードのただの分散和音だったりする事があるので、驚きです。簡単な曲を深堀りしていく練習は本当に必要ですね…sign03


あと、土日で二店舗程楽器屋巡りをし、冷やかしで試奏しに行ってきました。一店舗目の大久保にある○ACでは、Keilberthのブラックニッケルのモデルと、Connの10M。Connはやっぱ音がいい。ジャズらしい雑味もあって、とても奥深い物があります。この日は未調整の楽器を吹いたのですが、Low BとB♭のキーが硬過ぎる…
小指で押せませんでした。お店の人に聞くと、Connは元々、この辺のキーが重いんだそうですね。

Keilberthのブラックニッケルは、今まで師匠のを試奏させてもらったりしましたが、Connと吹き較べると圧倒的に新しい音がしますね。でも、暖かみがあるというか。Connに較べたら、操作性は圧倒的にいいです。shine

二店舗目の渋谷○indbrosでは、Cadesonのシルバーサテンを試奏。以前、佐藤達哉さんのライブを観に行った時に、佐藤さんが吹かれておりました。

シルバー物は実は生まれて初めて吹きます。シルバーサテンなので、地味目な音色のイメージを持っていましたが、全然違いました。透明感があり、艶っぽい音が致しました
。音の抜けも凄くいい!!しかも、操作性が良すぎでした。Made in Japanなので、日本人の身体に一番フィットしてますね。この日は時間が限られていたので、少ししか試奏できませんでしたが、これは凄いっ!操作性に関しては、SelmerのMarkⅥと変わらないと言っている方もいらっしゃるみたいですね。それに、なんと言ってもコストパフォーマンスがいいですね。up

最後に、本家Elvis Presleyによる『Love me tender』です。寒い寒い夜に暖かい歌声をどうぞ。ジャズだろうと何だろうと、歌心は大切ですね。spa

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2010年吹き始め

3日の練習初めですが、いつものMclean教則本の基礎練(ロングトーン、Majorスケール・コード、minorスケール・コード、Augmentコード、Diminishコード)から開始。もう暫く練習しているので、譜面は完全に見ないで練習をしております。happy01

この練習の次に、先日ブログ仲間Yuichiroさんのブログを見て刺激になり、久しぶりにJamey AebersoldのⅡ-Ⅴ-Ⅰの教材を引っ張りだして、MajorのⅡ-Ⅴ-Ⅰの練習。キーの順番だけ覚えて、譜面を見ないで練習致しました。sign03

あと、改めてminorのⅡ-Ⅴ-Ⅰのページを見ると、Ⅱ(ロクリアンスケール)-Ⅴ(オルタード)
-Ⅰ(ドリアン)の並びになっている事に気づき、早速練習。とりあえず2keyだけ徹底練習して覚えてしまいました。notes

改めてこの本を見ると、Whole toneからⅠ度へ解決する練習とか、フレーズ集とかもあったりして、とても練習になる教材だと言う事が今頃判明。実はこの教材、一番最初に習い始めた先生のレッスンで使っていたのですが、これ程重要だとは当時は思ってもいませんでした。sweat01

あと、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰのビバップフレーズを練習した後、曲練をしました。またもや基礎に戻るで、この日は久しぶりに『酒バラ~』を練習。テーマを移動ドで覚え、コードトーンを色んなパターンにして練習。コード進行は覚えてしまいました。happy01

今年一年はコツコツとこのペースで練習するしかないですね。wave

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新年明けましておめでとうございます。

感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ 感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ

アーティスト:辻井伸行
販売元:KING RECORDS
発売日:2009/09/09
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明けましておめでとうございます。fuji
年末はどうされましたか?年始は3日に初練習ができました。(初練習の記事は後程)

その前に1日にBS朝日で、クラシックの全盲のピアニスト辻井伸行君のドキュメンタリーが放映されていたので、見てしまいました。tv

彼は生まれながらにして目から光を失ってしまっており、ふと遊びで始めたピアノと音楽の世界にどっぷりハマり込み、10代にして今日の成功にまで辿り着きました。

番組の中で、彼のピアノの練習方法について彼が師事した先生も含め、語っておりました。彼がどのようにして譜面も見ず、数々の大曲を弾きこなせるのか。この時点で彼は譜面が「読め」ません。

どんなに長い大曲でも、左手のパートだけ、右手のパートだけを(さらに各々のパートも細かく分けて)練習するそうです。その練習を基に、耳をフル活用し徹底的に暗譜、そして、自分の腕や指先の筋肉に刷り込ませるように練習します。

彼が大成するきっかけともなった、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでは調性感が無い、無調な現代音楽の曲も課題曲の一部に含まれ、彼はそれを弾く事に成功致しました。今まで調性感がある曲に慣れきっていた彼の耳には、この手の現代曲を練習する事は特に大変だったようです。up

クラシックの演奏者とは思えない程に胸に迫るピアノのタッチは圧倒されてしまうのですが、(実は初めて彼の演奏を聴きました)とても今後の自分の楽器の練習に参考になる番組でございました。note

ところで、プロのジャズミュージシャンに話を聞いてみると、全く譜面が読めないという人が結構いらっしゃいます。さらにプロになって最近まで音楽理論というのを習った事がないという方もいらっしゃいました。

彼らは譜面が全く読めないのに、コード感がある、とても自然なソロを演奏されてたりします。驚く他ないですよね。(でも、作曲とかする方は譜面が読めないというのはいけないようですね。) 練習について迷うと、ついつい教則本などに依存してしまうのはいけないのですね。coldsweats01

追伸: 今年の抱負、もう教則本は買わない…sweat02

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