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巨星堕つ

何か大きな時代の流れを感じぜざるを得ないニュースが、昨日今日と立て続けに起こりました。crying

まず、月刊誌「スイング・ジャーナル」が休刊へ… 次の6月号で休刊になってしまうようです。音楽会社等からの広告収入の急激な落ち込みが原因だそうです。広告収入減という、最近の既存のメディアの流れに逆らう事が敵わなかったようです。

家に置くには、少し厚く、大きいという理由で、最近はすっかり買わなくなってしまいましたが、私がまだジャズリスナーでしかなかった時はよく買っておりました。

当時の僕と同じく、あまりにも広大過ぎるジャズの深い森の情報誌として、活用されていたリスナーの方は多かったのではないでしょうか?

そういえば、これでリスナー向けのジャズの情報発信の場がすっかりなくなってしまいましたね。少しフュージョン寄り(というか、Jaco Pastorius寄り)の「Adlib」誌も先日休刊になってしまいましたし、今残っている雑誌といえば、「ジャズ批評」ぐらいでしょうか?

リスナー向けの雑誌が消えつつも、「Sax & Brass」(リットーミュージック)、「Jazz Life」(三栄書房)、「楽器族」(音楽之友社)、「The SAX」とかその類(アルソ出版)のような、プレイヤー向け雑誌は結構盛り上がってるように見えますよね。見るからに楽器屋の広告のスペースが大部分を占めてるようですけど。リスナー向け雑誌が落ち込んでいき、プレイヤー向け雑誌が盛り上がっている、このアンバランスさ加減が何とも不思議ですよね。

やはり、たくさんのリスナーを育てる土壌がないと。up

あと、これは本日明らかになりましたが、ピアニストHank Jones氏が本日お亡くなりになったそうですね。享年91歳だとか。つい先日にも日本でライブをやってた事を聞いたので、
この訃報は驚きました。バップフィーリング溢れつつも、どこか洒落たフレーズを弾かれる
プレイが印象的でしたが、彼がジャズ界から姿を消してしまうのはなんとも悲しいですね。down

ニュースを見ると、「Benny GoodmanやElla Fitzgerald、Charlie Parker等と共演」等と凄い事実が書かれてます。いやはや、正にジャズの生き字引だったんですね。

僕の持っているCDの中に、テナーサックス奏者Joe LovanoとDuoで演奏しているアルバムで『Kids: Duets Live at Dizzy's Club Coca-Cola』というのがあるのですが、これが格別にいい。お洒落で流麗なHank Jonesのプレイスタイルに影響を受けるかの如く、Joe Lovanoも朗々と吹き上げます。この二人による豪華かつ瀟洒な雰囲気を持つ演奏は、まるでLester YoungとTeddy Wilsonの絡みのよう。この音を聴けないのは実に哀しい…weep

という事で、今日はJoe LovanoとHank Jonesによる“Body & Soul”を聴いて寝る事にします。合掌…

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ジャズ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!
スイングジャーナル 休刊なんですかぁ・・・

そういえば 私も読まなくなりました。
昔はよく読んでいたんですけどね。
最近は やはり Sax & Brass Jazz Life The SAX のヘビーユーザーです。

やはり時代性もあるし これからは 確実にipadです。
楽譜も ipad で持ち歩く時代になるかも!

いやぁ 休刊は残念だなぁ

投稿: rutiler | 2010年5月18日 (火) 22時35分

★rutilerさん

こんばんは。スイングジャーナル休刊はやはり少し悲しいですよね。これから、純粋なリスナーはどうやって情報を集めるんですかね?

あの雑誌で、毎月「スイングジャーナル金賞」等とつけられたCDを目安にCDを買ってる人もいたでしょうにね。

追伸:iPad、日本で流行りますかねぇ?譜面を管理しようとしている方は結構いらっしゃると思いますね。

投稿: 邪頭亭 | 2010年5月19日 (水) 23時39分

スイングジャーナル休刊、数日前に知ってびっくりしました。プレイヤー人気投票も結構参考にしていた人が多かったのでは。『Jazz Life』にしてもいったん休刊して発売元を見つけての出直しですから、SJも何か今後の展開があるかも? 自分でも買わなくなっているので何も言う資格はないですけど。ジャズにおける『音楽之友』みたいな感じでしたよね…って既に過去形なのがさびしい(-。-;)

投稿: 白熊堂 | 2010年5月21日 (金) 00時12分

追伸コメントです。 Hank Jonesも残念でした。今年の初め?Blue Note 予約していたのですが都合が悪くなり友人に代わりに行ってもらったのでした…。91歳よりもっと若いと思ってました。さびしいです。

投稿: 白熊堂 | 2010年5月21日 (金) 00時16分

★白熊堂さん

こんにちは。追伸コメントもありがごうございます。
一時代を築いた雑誌の休刊・廃刊情報というのはいつ聞いても悲しくなりますよね。

ジャズ雑誌が無くなり、かつてジャズの情報源でもあった、街のジャズ喫茶も数が少なくなり、今後、純粋なリスナーってどういう風に情報を仕入れるのかが気になるところです。

Hank Jones、この前来日した時は僕も行けなかったんですよ。今度来日した時に絶対行こう…って。そうしたら、こういうニュースで。やっぱりこういうタイミングは逃してはいけないと思いましたね。

投稿: 邪頭亭 | 2010年5月21日 (金) 13時28分

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