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2010年10月

地味めなライブだったが

話が前後しちゃってますが、約二週間前に丸の内Cotton Clubにて、ひっそりと地味なプログラムのライブがありました。そこへ同じテナー仲間K君を連れて観に行きました。メンバーは下記の通り。

Jimmy Heath(ts), Antonio Hart(as), Greg Gisbert(tp), Benny Green(p),  John Lee(b), Albart Heath(ds)

今回は、Dizzy Gillespie Tributeという銘打ってのバンドで、6~7曲演奏しましたが、“Hot House”と“Woodin' You”を演った他は彼らのオリジナルナンバーを中心に演奏してました。それでも大満足の内容。happy01

Jimmy Heath氏は、今年御年84歳になられますが、音量が少し小さくなったなぁと思うだけで、フレージングなどはまだまだ若い。コルトレーン張りのシーツオブサウンドも披露しておりました。up

Jimmy Heath氏の横を飾る、Antonio HartとGreg Gisbertがとんでもなく音がデカく、キレキレのサウンドにビックリ。Antonio Hart氏は名前は聞いた事がありましたが、実際の生で聴くのは初めて。

“Hot House”のソロの時に“All the things you are”のテーマを入れたり等のユーモアも
ありつつ、バップフレーズ満載。高速循環ナンバーでは、最初の数コーラスはディスコードした音を1~2音だけでソロを取り、その後急にシフトチェンジしてラインを繋げまくるソロに変化したりしておりました。この人の音のデカさとアーティキュレーション、そしてリズムセクションをぶっちぎってしまいそうなリズム感が凄かったです。note

Benny Greenは、実は好きなピアニストの一人だったりするのですが、サックスばかりに目が行ってしまい、彼が参加しているとは知りませんでした。

ライブ後、Antonio Hart氏を囲み、彼に師事されていた日本人のプロのミュージシャンも交え、プチサックスクリニックと相成りました。 彼はニューヨーク市立大学 Queens Collegeという所で教授をやっている事もあり、教えるのが好きなんでしょうね。

彼はしきりに、重心を下に下にし、お腹の底から呼吸をして楽器を吹けと強調しておりました。趣味でカンフーをやっているそうなのですが、パンチを繰りだす時も楽器を吹く時も、やはり腰を入れないとダメだと仰ってました。

彼の周りに集まってきたアマチュアサックス奏者(我々も含め)に、それぞれ普段から聴いているサックス奏者を質問して行きました。みんなそれぞれ、コンテンポラリー系や50,60年代のサックス奏者を中心に挙げていたのですが、彼はその回答を一通り全員に聞いた後、アルトであればJonny Hodges、テナーであればColman Hawkins、Lester Young、Ben Webster等のオールドスタイルのプレイスタイルを研究する事から始めるべきだと強調されていました。(そういえば、昔安保徹さんも同じような事を言ってたなぁ。)note

日本人のプレーヤーは昔の演奏者のスタイルを上手く取り入れて、とてもいいと褒めてましたね。彼は、特に今は亡き松本英彦さんのプレイを絶賛してましたね。集まってたアマチュアプレーヤーに学生もいたのですが、「松本英彦さんって誰!?」とバチあたりな事を言ってました… 知らないって、軽い世代間ギャップを感じましたね…sweat02

彼はその場でJohnny Hodges張りの甘~い音色とベンド アップとダウンを披露していただきました。セッティングは、ヤナギサワのアルト+ヴァンドレンのマッピ+オプティマムリガチャー+ヴァンドレンJava(緑)という組み合わせでした。新しめなセッティングっぽそうだったのに、あんなに古くて甘い音が出るんだぁなどと感心してしまいました。

この日本のライブが終わったら、アジアへツアーに出ると言っていたのですが、↑の映像は正にそのライブの映像なんだな。Antonio氏はこのまままた日本に戻って、先週Michel Camilo Big Bandに参加だから、凄いスケジュールですね。coldsweats01

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そこだけ熱帯

日本列島で木枯らし一号が観測された位気温が下がった火曜日の晩、ブルーノート東京で季節外れの熱いラテンジャズを急遽聴きに行きに行く事になりました。残念ながら1stステージでしたが。(2ndステージで恐らく名曲“Calibe”とか演奏されたんだろうなぁ。超満員だったようです。)以下がお店のサイトに書いてあった曲目リストなのですが、昨日もほとんどそのままのセットでした。note

1.ONE MORE ONCE
2.WHY NOT !
3.DREAMLIGHT
4.CALENTANDO MAN
5.SUITE SANDRINE PART III
6.ON THE OTHER HAND

実は先々週観に行ったDizzy Gillespie Tributeバンドでアルトを吹いていた、Antonio Hart氏に、このバンドの事を教えていただきました。一度韓国とかへツアーをしてから、再来日してこのバンドで演奏すると言っておりました。Antonio HartはNo.5しかソロをとりませんでしたが。存在感のある爆裂ソロでございました。

それにしても凄いバンドでした。MCでMichel Camilo氏が「このバンドはまるでロールスロイスに乗っているかのような豪華バンドだ」と仰っておりましたが、どのセクションを見ても、超一級のミュージシャンばかりです。shine

曲調はコテコテのラテンナンバーもあり、モダンなアレンジの曲(上記No.3, 5等)もありという感じのステージでした。矢野顕子バンドでも有名なAnthony Jackson(el-b)、Cliff Almond(ds)他、Lew Soloff(tp)、Conrad Herwig(tb)等、サックス陣はAntonio Hart(as)、Chris Hunter(ss)、Mike Stern BandのBob Franceschini (ts)、Ralph Bowen(ts)、Joe Lovano NonetのGary Smulyan(bs)と超豪華。Chris HunterのColtraneばりの長尺ソプラノソロは凄かった~!happy01

Ralph Bowen(ts)はモロBrecker影響下なプレイでした。この辺の年齢のテナー奏者は
今やMichael Breckerのテクがベースになってるんでしょうね。up

それにしても、ラテンの複雑すぎるリズムが全くずれないリズムセクションとホーンアンサンブルが凄い。(よく聴くと、ソロイストがソロを取っている時、誰かリズムが思いっきりずれてましたが。(笑))管もリズムを繰り出すように音が出ていて、会場内は巨大なリズムウェーブが起こっておりました。譜面見たら、きっと卒倒しそうになる譜割なんだろうな…sweat02

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意見求む

現在、マッピで悩み中。sweat02前者の音が良いか、後者の音が良いか、みなさんの意見を求む。うーん、聴けば聴く程同じ気が… 種明かしは関心がある方だけにコッソリ教えます。

注: ピッチの悪さ、タイム感の無さ等はご愛敬という事で…coldsweats01

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