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GW中に見た映画

[枚数限定ポスター] スラムドッグ$ミリオネア (SLUMDOG MILLIONAIRE) [DS] [枚数限定ポスター] スラムドッグ$ミリオネア (SLUMDOG MILLIONAIRE) [DS]
販売元:フェーマス サイン&ポスターズ
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連休の中日の夜、子供を寝かしつけ嫁さんの実家に預けてもらった後、この映画のレイトショーを嫁さんと観に行きました。先日アカデミー賞を受賞した作品です。

『クイズ・ミリオネア』を題材にした映画なので、最初はあまり期待をしていなかったのですが(映画とは関係ないけど、日本版『ミリオネア』に出演してるみの・もんた氏があまり好きじゃないので)、映画の中の『クイズ~』の位置づけはそれ程重要な物ではなく、割と楽しめた内容でした。happy01

皆さんもご存知かもしれませんが、ストーリーはインドのムンバイ(旧・ボンベイ)のスラム街に生まれた子供が世間のあまりにも大きすぎる荒波に呑まれながら逞しく成長し、ついにはあの『クイズ・ミリオネア』に出演し優勝賞金を獲得するという、一見ベタなストーリーではあります。gawk

しかし、クイズに全問正解を達成するには、不幸にもその回答を全て知ってしまう、それまでのあまりにも凄惨な過去がありました。クイズに回答するシーンにその悲惨な過去やインド社会の暗い影を織り込まれながら、ストーリーは展開していきます。pen

結末は言っては面白くないのでここまでにしておきますが、割と見応えありな作品だと思いました。監督は『Trainspotting』を撮った、ダニー・ボイル監督。アカデミーとは一見関係がなさそうな、単館系映画の監督です。slate

今回のアカデミー賞受賞の面々を見ると、ハリウッド以外の映画ばかりが取り上げられてるような感じがしますが、何となく最近のハリウッドの映画が面白くなくなってきたので、相対的に単館系、及び他国の映画に注目が行ってるのかなぁという気がします。ハリウッドには面白いのを作るスタッフがいなくなってしまって、みんなテレビドラマに行ってるんですかねぇ?(単純にpayの問題でテレビドラマに行ってるんですかね?日本は逆にドラマに人がいなく、映画にいい人材が行ってしまっているような気がしますが。)ここでも資本主義の論理がまかり通ってるかと思うと、少し切なく(勝手に)なってしまうのですが、こういういい作品が世に残るというのは一筋の光とも思えます。shine

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超・資本主義崩壊の序曲

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? デラックス版 [DVD] エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? デラックス版 [DVD]

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2007/05/25
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休みの日に観たDVDです。
2001年11月2日にアメリカの連邦倒産法(通称:Chapter 11)を適用され倒産したアメリカのエネルギー卸売会社エンロンの繁栄と没落を描いたドキュメンタリーです。

マイケル・ムーア監督の『Bowling for Columbine』や『華氏911』以降、この手の“社会の巨悪叩き”系 ドキュメンタリー系映画が数々出ておりますが、この映画もこの問題を鋭く糾弾しております。

1980年代後半から、自社が取り扱っていた電力などの販売に、デリバティブや先物取引等の手法を積極的に取り入れ、利益を急激に増大させていきました。

同時に共和党、民主党等の政府関係者、アーサーアンダーセンなどの会計事務所や他の一流の法律事務所などにも幅広く人脈を拡げ、エネルギー業界の規制緩和(電力自由化)の働きかけや、エンロンの粉飾決算の事実をもみ消してもらうよう働きかけたり等、相当にあくどい事までしながら、2000年度年間売上高1,110億ドル(全米第7位)・2001年従業員数21,000名という超大企業へ肥大していきました。

作中では、エンロン社 CEOのケネス・レイ氏、COOのジェフ・スキリング氏、CFOのアンドリュー・ファストウ氏の人物像やアメリカ議会(公聴会)での生の弁明のシーン等を見せています。

エンロンの従業員は年金を、日本でも一時話題になった確定拠出型年金(401K)の中に
自社の株式を組み込み、運用をしていました。この会社が倒産した後は、当然その分の積み立ては全て吹っ飛んでしまいました。その一方で、上記の役員達は同社の株価が下がり出す絶妙のタイミングで自分達が保有している自社株を売り抜けていて、彼らが超巨大企業である同社を完全に私物化していたという事実が発覚しました。

90年代にはカリフォルニア州の電力自由化の規制緩和を利用。巨大な量の電力の循環取引をし、巨額の利ざやを稼ぎだしたそうですが、その巨大な取引を急激に行ったため、カリフォルニア州の停電を誘発する一因を作ったりと、社会にも大きな悪影響を及ぼしました。

そんな彼らも、2001年10月17日発行のウォールストリートジャーナル誌に不正会計疑惑を書かれたのをきっかけにSEC(証券取引委員会)の捜査が入り、凋落の道へ向かいました。

現在、アメリカ中の金融会社や金融会社のような製造業がサブプライムローンに端を発した金融不況で痛い目にあってますが、どの会社でもエンロンのような、“儲けすぎの上層部 vs 貧しすぎる下層従業員”の構図にきっとなっていて、何も歴史から学んでないんだろうなぁと考えてしまいます。

日本も対岸の火事ではなくて、日本の会社経営者(特に、欧米のMBAなんか取得して帰ってきたような人)なんかも、アメリカ式会社経営法にドップリ浸かってしまって、同じ事やってるんだろうなと思いました。そういう連中の末路は↑のような醜いものになるんでしょうな。pout

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昨日観たDVD(2009/02/19)

大いなる陰謀 (特別編) [DVD] 大いなる陰謀 (特別編) [DVD]

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2008/08/22
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昨日これを見ました。slate 結構面白いキャスティングでした。泥沼に陥ってるアフガンとイランの二大戦争で人気がガタ落ちする共和党政権の中、ある一つの作戦をアフガンで秘密裏に計画し、それを遂行しようとする、野心溢れた共和党の若き上院議員役をトム・クルーズが演じ、その上院議員をインタビューする『TIME』誌のベテラン記者にメリル・ストリープ。そして、教え子が実はその秘密裏の作戦に従事する特殊部隊に入隊してしまう事を止める事ができず、自責の念に悩まされる、大学の政治学教授役をロバート・レッドフォードが演じています。happy01

この作品は見事に現代アメリカ社会の矛盾を大きく抉りだしています。pen行き過ぎた正義の思想に自分の野心を重ね合わせ、自己を埋没させてしまう国会議員。大きな陰謀の正体が判らないまま、戦場に駆り出される兵士。大学の授業料が払えない為学費欲しさに高額な賃金がもらえる軍に志願してしまう、優秀なマイノリティの若者達。そして一方、政治に完全に無関心になるばかりか、アメリカのとある地方州がどこにあるかすらも最早判らなくなってしまっている裕福な家庭に育った若者達…sweat02

アメリカ社会のこの姿は、どことなく日本の社会もモロに後を追ってしまっているかのように思えて来てしまいますが…sweat02

ロバート・レッドフォードはこの作品に熱演している他、監督をやっております。slate

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昨日観たDVD(2009/2/10)

震度0 [DVD] 震度0 [DVD]

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2008/04/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

先日より嫁さんがテレビCMでもやっている、TSUTAYA DISCUSにハマってレンタルしまくってるのですが、今回借りてきたやつの中にこの作品があったので、昨日観ました。eye

阪神大震災が発生して、全国の警察官に救援の要請指令が出ている中、N県警では違う“激震”が走ったというお話です。上司・部下からの信頼が厚い、N県警本部警務課長の・不破義人氏が突然姿を消した。実は彼の突然の失踪の影には、N県警を揺るがす、スキャンダルが潜んでいるという内容です。県警内のキャリア・ノンキャリアの権力欲、職員同士愛憎劇など、とても醜い県警の姿が描かれてます。gawk

日本の安全神話を崩壊させた大地震と、このあまりにも醜悪な署内スキャンダルを対比させ、後者を「震度0」とした狙いだと思いますが、態々阪神大震災を引き合いに出さなくてもいいような気がしました。本作でも阪神大震災へのウェイトは凄く軽かったように思います。down

それはともかく、いぶし銀ながら、豪華なキャスト陣(上川隆也、國村隼、西村雅彦、戸田菜穂等)の演技は迫力があり、話のリアリティを感じさせます。

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休日に観た映画

日本の黒い夏 [冤enzai罪] [DVD] 日本の黒い夏 [冤enzai罪] [DVD]

販売元:日活
発売日:2001/11/22
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今日CSでこれを観ました。movie なかなか見ごたえありました。1994年長野県松本市で発生した事件の犯人として濡れ衣を着せられた、河野義行氏をモデルにした作品です。slate 作中では“神戸氏”と名前を変えておりますが、ある日、突然冤罪という不幸のどん底に突き落とされる“神戸氏”役を寺尾聰が熱演しております。

この作品は高校の放送部に所属する学生が、事件当時に関わってた地元のテレビ局のスタッフや神戸氏にインタビューを重ねながら、事件の全体像を探っていくというストーリーでした。この事件を反芻する事により、様々な課題や問題点を洗い出していくという展開でした。gawk

当時の日本中のマスコミも、功を焦る地元県警も、神戸氏を完全に容疑者扱いにしていました。マスコミは彼を容疑者扱いにしないと、スポンサーから降りるという企業に負けそうになっていたそうです。地元県警は密室取調べで自白を強要し、彼を嘘発見器にまでかけていたという事実も明らかになりました。shock

日本中から敵意を受けながら、神戸氏一家が強く生きていた様子がリアルに描かれております。彼には子供が3人もいたんですね。3人の子供も学校で肩身の狭い思いをしたのだと思います。この一家の団結力の強さには深い感動を覚えます。作品の大筋はこんな所でした。

そういえば、この事件でサリンを浴びてしまい、その後ずっと後遺症に悩まされ続けていた、神戸さん(河野さん)の妻は昨年亡くなってしまったそうですね。もし事件当時、彼が間違った供述(自白)をしてしまい、勾留生活を余儀なくされてしまったら、これ程献身的な看病が出来なかったと思うと恐ろしくなってきました。彼の強い精神力と意志が無ければ、この冤罪は晴らされる事はなかったでしょう。

ところで、個人的に思った事があります。この事件が発生した当時、現場には警察関係・消防関係・マスコミ関係しか現場には向かわなかったんですね。自衛隊など国防関係のスタッフは現場にはいなかったようです。この時期はまだ“9.11テロ”事件前の出来事だったので、世間の人の頭の中に「テロ」や「生物・化学兵器」という概念が無かったからだとは思いますが。

この事件は結局、当時日本中を震撼させた某教団による行為だと判明されましたが、もし彼らとは全く別の集団(敵性国家等)による犯行だとしたら、地元自治体や国家はどう対応したのでしょうね?…などと色々考えていると、果たしてテロを未然に防ぐ事なんて可能なのか!?と思ってしまいました。think

クィーン<スペシャルエディション> [DVD] クィーン<スペシャルエディション> [DVD]

販売元:エイベックス・エンタテインメント
発売日:2007/10/24
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…で、2本目。happy01
同じくCSで、嫁さんと『The Queen』を観ました。本作は何と現在のイギリスのクイーンエリザベスに焦点を当てた作品です。公開当初は何となくワイドショーネタじみてて見る気がしなかった作品です。それでも、主演女優のヘレン・ミレンは主演女優賞を受賞。第79回のアカデミー賞では作品賞などの賞を受賞したようですね。作品としては、「まぁCSで見て良かったな」という感じでした。gawk

ダイアナ妃が亡くなった後、慰めのコメントもバッキンガム宮殿に半旗を掲げる事も一切しなかったイギリス王室に対し、イギリス国中から一斉に非難が集中しました。そんな中イギリス王室の伝統と威厳と国民からの厳しい視線の狭間で葛藤する女王の姿を描いております。

他では、当時の首相トニー・ブレア役を演じた、マイケル・シーンの身のこなし方が何とも研究されてて印象に残りました。ブレアの奥さん役の人の顔が似すぎでウケました。sign03

それにしても、当時政権とエスタブリッシュメントを擁護する映画って、色んな意味で凄いですね。日本だったら、作った途端方々からクレームが来そうですよね。

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昨日観たDVD

フィクサー [DVD] フィクサー [DVD]

販売元:東宝
発売日:2008/09/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

昨日このDVDを観ました。
社会派で緊迫したストーリー展開もあり、一気に観てしまいました。up

『フィクサー』を日本で言うと、許永中とか児玉誉志夫とか、何だかゴツくて怖いイメージがありますが、この映画に出てくるジョージ・クルーニーはカッコいいですね。shine本作品では彼はトラブル処理のみを担当するやり手弁護士の役を演じております。こんなトラブ
ルシューター、カッコ良過ぎです。fuji

内容は観てのお楽しみですが、「自社の利益の為ならどんな事でもする」という、大企業の怖さ、その大企業に大金で買われながらも実務を実行する冷徹な弁護士事務所、その弁護士事務所で良心と大組織の大きなエゴとの間に挟まれ苦悩する弁護士などが克明に描かれております。いやー、こういう話はありそうで本当に怖い。wobbly

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連休中に見たDVD

クライマーズ・ハイ [DVD] クライマーズ・ハイ [DVD]

販売元:アスミック
発売日:2006/05/12
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連休中、嫁さんが借りてきたDVDを見ました。happy02

この作品は堤真一主演で映画され、昨年公開されていたみたいですが、
2005年にNHKが既にドラマ化していたそうですね。ear

前・後半併せて3時間位の作品でしたが、夢中になって観てしまいました。
DVDでここまで夢中になって観たのは久しぶりでした。smile

とてもテレビドラマとは思えない程、タイトル画面からかなり作りこんだ感がありました。

ストーリーは1985年に起こった日航機墜落事故を追う、地元群馬の新聞記者の
話です。airplane

主人公の佐藤浩一を初めとする、役者の迫力がある演技も十分見応えありなの
ですが、何よりも秀逸なのは作中に流れる音楽でした。music

作中に流れる音楽は全編ジャズ。主人公や他の新聞記者がやりとりするスピード感
がある展開のシーンは、少しフリージャズっぽいセッション風の音楽。

雄大な谷川岳が移るシーンなどは、トランペットをフィーチャリングした、
ECMっぽいサウンド。(Nils Petter Molvaerみたい)そして、時折聞こえるSignwaveとVibraphoneの音…bell 

あまりにもかっこいい音楽だったので、もしや・・・!?と思って、エンドロールを
見たら、音楽担当が「大友良英」さんでした。おぉ、やはりっ!!こんないい仕事
をされてたとは!happy02

大友さんのブログでメンバーを見てみると、津上研太(ss,as)、芳垣安洋(ds)、
水谷浩章(b)、青木タイセイ(tb)、松本治(tb)、高良久美子(vib)などのONJQのメンバーに加え、五十嵐一生(tp)という構成でした。五十嵐さんのトランペットの音が透明感がある音で何とも良いです。

エンドロールにONJQの基本メンバーに加え、ヴォーカルのサインホ・ナムチュラク(vo)
が参加しているのですが、聴いていると思わず涙腺が緩みそうになってきます。weep

残念ながら、サントラ化はしていないようですね…
サントラ化してたら、即買いなんですがね。coldsweats01

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