音楽

耳から離れませぬ

ジャズではない、音楽の話題をば。happy01

ある日、嫁さんがハードディスクに録ったドラマを見ておりました。普段、僕は特に民放のドラマを見ないのですが、ついついそのドラマの音楽に耳を奪われてしまい、一緒に見てしまいました。fuji

そのドラマが、フジテレビで放映されていたドラマ『医龍』でございます。
このサントラに収録されている“Aesthetic”という曲が耳から離れません。気になってYou tubeで探してみたら、見つかりました。端的に言うと、美メロなんですわ。昨晩だけで相当リピートしてしまいました。note

これを作曲されているのは、澤野弘之さんという方でして、他にもドラマ、映画と様々なサントラを手掛けた実績があるようです。ウィキペディアで見ると、年齢にビックリ… 1980年生まれです。若いっ!

この曲の歌い手も関山藍果さんという方で、なんと1989年生まれ。さらに若っ!
2006年にこの曲でデビューされたようです。透明感のある歌声が特徴的。shine

ハッキリ言って、ドラマ自体には全く興味がありませんでしたが、音楽がこういう風に作り込まれているの聴いてしまうと、ドラマも見ざるを得ないという気になってきます。

作り手の気合を感じます。音楽でドラマを見させようとするなんてのは、やりおるなー!なかなかドラマで高視聴率が出ない昨今、こういう若くて優れた才能に仕事を任せているという事実がなんとも清々しいのです。up

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ほぅら、春先神戸に♪

ひとつだけ/the very best of akiko yano ひとつだけ/the very best of akiko yano

アーティスト:矢野顕子,矢野顕子&宮沢和史
販売元:エピックレコードジャパン
発売日:1996/09/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

…と、最初聴いた時に歌詞を完全に勘違いしておりました。正しくは『春咲小紅』。
「ほぅら、春先神戸に見ぃに、見ぃに、見に来てね♪」というサビの歌なのですが、当時はてっきり、神戸の地元誘致のキャンペーンソングだとばっかり思っておりました。coldsweats01

先日参加した渋谷のセッションにて矢野顕子大好きという方がいたので、久しぶりにCDラックから引っ張り出して、最近聴いております。今聴いても、新鮮な歌声とサウンドですね。以下、レビューします。wave

オープニング曲『ひとつだけ』は、オープニングにふさわしいスインギーな一曲。ピアノ+エレキベース+ドラムス+パーカッションの編成です。うわっ!!いきなり、Will Lee(b)、Chris Parker(ds)、Mino Cinelu(per)じゃぁないですか!?凄いメンツだ…sweat02

『在広東少年』のバックミュージシャンはなんと!ほとんどYMO。大村憲司のギターのイントロが強烈!!この絡みはとてもカッコいいですね。個人的にはこのアルバムの中で一番好きな曲です。坂本教授のシンセに、高橋幸広のタイトなスネア。矢野さんが一体となったグルーブ感がこの時代特有の匂い出していて、たまらなく好きな一曲です。up

『ラーメンたべたい』はとてつもなく凄い。初期ドラムンベースみたいな完全打ち込み系のクールなサウンドに、ラーメンから紡ぎ出される男女の悲哀sign02を矢野さんは軽やかに唄います。このギャップが凄い。wave

『デヴィッド』は、当時CX系のテレビ番組『やっぱり猫が好き』のオープニング曲でしたね。あぁ、懐かしい。

『自転車でおいで』は佐野元春とのコラボ。Ry Cooderみたいなギターの音色をバックに、お互いリラックスした歌声が心地良いです。note

『Watching you』はなんと、Pat Metheny(g)、Charlie Haden(b)、Peter Erskine(ds)という超強力布陣。このまま、トリオでいけるじゃぁないですか!!ライナーノーツによると、当時は大王製紙製のオムツのCM「エリエール」のCMソングだったそうです。すげぇ贅沢。Methenyが間奏のソロに!!sweat01

『いいこ いいこ』にもPat Metheny(g)が参加。Methenyのギターの音が多重録音されてます。なんて贅沢な!!そういえば、矢野さんはMethenyのアルバム“Secret Story”に参加されてましたね。才能がある人には才能がある人が寄ってくるんだなと感じぜざるを得ない一曲です。sweat02sweat02

『中央線』はまだ甘酸っぱい(?)、20代前半の時に大好きだった曲です。矢野さんの弾き語りの曲でございます。メロディ、歌詞共に最高の曲ですね。30代中盤になった今聴いても、単純にいいなぁと思いますね。note

『すばらしい日々』はユニコーン 奥田民夫のカバー。この名曲を原曲とは、また違ったアレンジを施し、自分の作品として生まれかわる位凄い曲にしちゃってます。若い頃、これをはじめて聴いた時、鳥肌が立った事を覚えています。Gil Goldstein(p)、Mino Cinelu(per)、Toninho Horta(g)(!!)等の凄腕ミュージシャンが参加。fuji

『二人のハーモニー』は当時コーヒーのCMソングにも使われた、The BOOM 宮沢和史とのコラボです。上質なポップスと言った感じでしょうか。

最後は、矢野顕子の弾き語りによる『New Song』で締められます。ほんのり感動的な一曲でございます。crying

ポップスのベスト盤というと、そのアーティストの新作がなかなか出てこない時の、名前が忘れられない為だけの企画盤という印象がありますが、このアルバムは一曲一曲が凄過ぎて、贅沢過ぎる一枚でございます。notes

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早すぎるブーム

極東サンバ 極東サンバ

アーティスト:THE BOOM
販売元:Sony Music Direct
発売日:2005/08/03
Amazon.co.jpで詳細を確認する

昨年のとある日に家族で、イオンモールに行った時の事です。洋服を見にGlobal Worksというお店に行きました。店内はThe Boomの宮沢和史氏の歌声がBGMに… 宮沢氏がそのお店のイメージキャラになってたそうで、その繋がりで店内BGMとしてかけていたそうです。sun

このBGMを聴いてみると、どの曲も個性的で凄い完成度… ボサノヴァから、サンバ、沖縄民謡アレンジと続きます。宮沢さんのブラジル音楽好きは知ってるけど、ここまで幅広かったか!?coldsweats01

…で、我慢しきれなくて購入したのが、このアルバムです。リリースした年が1994年!? 驚いてしまいました。今でこそ、喫茶店のBGMやら、テレビやらの巷では、ブラジル音楽(特にボサノヴァ)はよく聴かれるようになりましたが、この時代(1994年)にリリースされたというのは凄いですね。1994年というと、僕は高校卒業したての頃です。このアルバムはどれ位売れたのかは知りませんが、きっと早すぎるリリースだったんだろうなと思ってしまいました。gawk世間がやっとこのペースに乗ったというか。

一曲目の“Human Rush”は、このアルバムを聴く聴衆の心をガッと鷲掴みするナンバーです。ラテン+サンバな曲調に、サックスによる渋さ知ラズを思わせるようなバッキング。(ちなみにアルトサックスは竹上良成さんが参加されてました)

『風になりたい』は豪快なサンバのアレンジが効いております。wave

『Tokyo Love』では、Bud Powellの『クレオパトラの夢』を彷彿させるピアノのイントロがあり、しかも、ビブラフォン等も入り、少しジャズテイスト感が醸し出されております。wine

これもまたシングルでヒットした『帰ろうかな』は、レゲエ+日本の祭に入るような笛の音+ピアノによるテンション等のとんでもないアレンジが効いています。よくこういうアレンジを思いつくなぁと感心してしまいました。この人の頭の中はどんな事になっているのでしょうか?凄い才能だなぁと思いますね。coldsweats01

『Poeta』では、なんとアコースティックギターでToninho Horta氏、ピアノに矢野顕子が参加してます!!note

後半に行けば行くほど、結構普通っぽくなってきてしまうのですが、前半のインパクトを考えるとバランスが取れているのかな?と。ジャズ、ブラジル音楽好きにも充分楽しめる内容でございます。fuji

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新年明けましておめでとうございます。

感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ 感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ

アーティスト:辻井伸行
販売元:KING RECORDS
発売日:2009/09/09
Amazon.co.jpで詳細を確認する

明けましておめでとうございます。fuji
年末はどうされましたか?年始は3日に初練習ができました。(初練習の記事は後程)

その前に1日にBS朝日で、クラシックの全盲のピアニスト辻井伸行君のドキュメンタリーが放映されていたので、見てしまいました。tv

彼は生まれながらにして目から光を失ってしまっており、ふと遊びで始めたピアノと音楽の世界にどっぷりハマり込み、10代にして今日の成功にまで辿り着きました。

番組の中で、彼のピアノの練習方法について彼が師事した先生も含め、語っておりました。彼がどのようにして譜面も見ず、数々の大曲を弾きこなせるのか。この時点で彼は譜面が「読め」ません。

どんなに長い大曲でも、左手のパートだけ、右手のパートだけを(さらに各々のパートも細かく分けて)練習するそうです。その練習を基に、耳をフル活用し徹底的に暗譜、そして、自分の腕や指先の筋肉に刷り込ませるように練習します。

彼が大成するきっかけともなった、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでは調性感が無い、無調な現代音楽の曲も課題曲の一部に含まれ、彼はそれを弾く事に成功致しました。今まで調性感がある曲に慣れきっていた彼の耳には、この手の現代曲を練習する事は特に大変だったようです。up

クラシックの演奏者とは思えない程に胸に迫るピアノのタッチは圧倒されてしまうのですが、(実は初めて彼の演奏を聴きました)とても今後の自分の楽器の練習に参考になる番組でございました。note

ところで、プロのジャズミュージシャンに話を聞いてみると、全く譜面が読めないという人が結構いらっしゃいます。さらにプロになって最近まで音楽理論というのを習った事がないという方もいらっしゃいました。

彼らは譜面が全く読めないのに、コード感がある、とても自然なソロを演奏されてたりします。驚く他ないですよね。(でも、作曲とかする方は譜面が読めないというのはいけないようですね。) 練習について迷うと、ついつい教則本などに依存してしまうのはいけないのですね。coldsweats01

追伸: 今年の抱負、もう教則本は買わない…sweat02

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