ライブ

今年のライブ初め

昨日久しぶりに僕のサックスの師匠でもある、菊地康正先生のライブを見に行きました。
この日はドラムレスで、師匠(ts,fl)とピアノとベースのトリオでの演奏。興味をそそりそうな
選曲をするのではなかろうかという予想もあり、急遽観に行って参りました。up

【日時】 1月12日(水)

【場所】 高田馬場 Sunnyside

【メンバー】 菊地康正(ts,fl)、外山亜樹子(p)、菅原正宣(b)

【1st Stage】
1.Nostalgia de Bossa

2.My foolish heart

3.I hear a rhapsody

4.砂の器(千住明) → フルートで

5.Falling love with love

6.Sugar(Stanley Turrentine)

7.Straight no chaser

【2nd Stage】
1.Everything(Misia)

2、It's all right with me

3.Manhattan illusion(菊地康正)

4.Fall(Wayne Shorter)

5.水の精 → フルートで

6.Water is wide(traditional?)

7.Blue Bossa

8.Donna Lee

9.Stardust

10.F Slow Blues

以前、師匠はもう少しメタルらしいバリっとした音色でした。セッティングがそれ程変わらないのに(リンクのメタルNYモデル)、音色がラバーのマウスピースのように柔らかい音をされてました。マッピがメタルなのにラバーみたいな音というはとても魅力的ですねー!note中低音域になると、倍音もたくさん含まれているような感じで聴いていて心地良い限りでございました。spaレッスンで聴く音とやはり違いますね。

フレージングも、さすが勉強になるヒントばかりいただきました。ジョーヘンばりにペンタニックのモチーフを繰り返して吹いたり、フレーズを転がして、色々な姿に変形させたり。息の長いフレーズもやられてました。upといいつつ、“Everything”等の唄モノも朗々と吹きあげておられ、思わず、自分の音の貧弱さを痛感してしまいました…wobbly

演奏した曲目も、期待通りかなりの種類の曲を演奏されてました。今迄観た師匠のライブの中では珍しい選曲もありましたね。(“Fall”(Wayne Shorter)、“Donna Lee”(Charlie Parker)等)、とても大満足な内容でございました。happy01

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イナセなアイツがやってきた。(ライブレポ 3/25)

  Max_3

いやー!ついにやってきてしまいました。この日が…up 粋でイナセなアイツがついにイタリアよりやってきました。happy01 先日もお伝えした通り、恐らくは今年一番観たいであろうお方です。この日の前に東京数か所でライブをしておりました。渋谷Jz Bratと池袋Apple Jumpで。

しかーし!邪頭亭としては、他のメンツが入ったセットは聴きたくないっ!!イナセなアンタしか聴きたくないのよっ!(まっ、実際は池袋で行われた、日本人ゲストによる2テナーのライブも相当良さそうでしたが)

…ということで、今回はこのライブだけに絞り、行って参りました。今回はRPCのマッピを売ってもらったM師匠と、サックス仲間Mちゃん(笑)をお誘いして行って参りました。メンバーと詳細は以下の通り。日本の若手を従えた、Max Ionata氏のライブです。長文とオタクなレポを覚悟の上、お読みください…coldsweats01

【会場】 

御茶ノ水 Naru

【メンバー】

Max Ionata(ts)、石田衛(p)、川村竜(b)、加納樹麻(ds)

【1st set】

1.Some other Blues(John Coltrane)

2.Ceora(Lee Morgan)

3.Stablemates(Benny Golson)

4.Sato Song(Max Ionata)

5.Voyage(Kenny Barron)

【2nd set】

1.Indiana

2.Nearness of you

3.I'm confessin'

4.Remember

5.Shinny Stocking

6.Cherokee(アンコール)

テナーファン、バップファンは垂涎のセットリストですね…sweat021st setは、ソロの内容が割とColtrane色が強い内容で、興奮の2nd setは完全にバップ大会状態。up1st setはピアノの石田さんが曲名を解説してくれました。

音色はCDで聴く印象と全く同じで、ラバーのマウスピースらしいモサっとした柔らかい音色。リガチャーはFrancois Louis。日本で言うと、三木俊雄さんとか浜崎航さんとかの傾向ですよね。彼らより少し硬質。でも、これぐらいの柔らかさ加減で、早いフレーズやビバップフレーズを吹かれると気持ちいいですね。楽器については後程…

さて、1st set1曲目の“Some other Blues”ですが、Coltraneのナンバーらしく、ソロもいきなりColtraneスタイルでゴリゴリとやっておりました。outsideな裏コードフレーズに、double timeを駆使した疾走感のあるフレージングでした。音量はいきなり最高潮。up

最高潮になったと思いきや、2曲目に僕も大好きな、Lee Morganの“Ceora”。一気の音量をppに落として、しっとりとテーマ→ソロと吹き上げていきます。こういうステージの展開は好きですね。さすが、イナセな男。ステージの妙味を判ってらっしゃる。notes

3曲目の“Stablemates”は、数々のバッププレーヤーが好む名曲。邪頭亭はJackie Mcleanが吹いているアルバムを持ってます。典型的なビバップフレーズを入れた、ユニークなソロでした。

4曲目は彼のオリジナルアルバム“Inspiration”にも収録された“Satosong”。ここでもColtrane色全開なソロをやっておりましたね。テナー奏者足るもの、やっぱColtraneはやりたいのね…

5曲目はKenny Barronの“Voyage”。実は邪頭亭はメロディは知っていましたが、曲名は知りませんでした。帰宅後、曲名を基にYou Tubeで検索すると、Stan GetzがKenny Barronと一緒にやってる映像がありましたね。

1stはColtrane的ソロがずっと続いたので、正直ダレた感(?)を感じたのは僕だけではなかったと思いますが、まずまずの内容。一緒に行ったM師匠とも、「さすがの楽器コントロールだよねぇ」と話しておりました。gawk

2nd stageはうって変わって、大バップ大会sign03 Bravosign03

1曲目に“Indiana”を演奏し、2曲目に“Nearness of you”というフローは1st setと似ているな… が、特に“Nearness of you”の美しい事、美しい事。Max Ionata氏のラバーマッピとSelmerヴィンテージサックスから繰り出される優しい音色がたまりません。

ブルージーな3曲目はまたもやタイトルが分からない… そしたら、横にいたM師匠が一言。「Steve Grossmanも良くやってる、“I'm confessin'”じゃん!」と。あぁ、俺も音源持ってた…sweat02テンポが全然違うから全然判りませんでした。coldsweats01ここでは、イントロに最初ピアノの石田さんとDuoで始まり、ブルージーにレイドバック気味に演奏されてました。石田さんも色々なテーマをソロに入れたり、ブルースフィーリング溢れるソロを取られてたりといい感じでしたね。会場の興奮は最高潮に…fuji

4曲目はあまりにもツボな選曲で、テーマを吹かれた瞬間、一緒にいたMちゃんと声を上げてしまいました。Hank Mobley“Soul Station”にも収録されている、“Remember”。いやー、Max IonataにMobleyナンバーをどうしてもやってもらいたいなぁと個人的に思っていたので、ビックリしてしまいました。note この曲ではお得意のバップフレーズもさることながら、Joshua Redmanのような、フラジオから最低音まで一気に下げるトリッキーなフレーズも炸裂させていました。何度も何度もやるドラムス加納樹麻さんとの8バース、最後の逆循でのフレーズ応酬など、彼の真骨頂をここで見た感がありましたね。Joshua RedmanのVillage Vanguardの2枚組のライブ盤でもこの曲が収録されているのですが、恐らくこの演奏スタイルを意識してるんじゃないですかね?happy01

5曲目は同じく“Inspiration”に収録されている、“Shinny Stocking”。彼のバージョンはサンバのリズムでのバージョンです。この日のリズムセクションは当然、日本での急造セクションなので、最初のうちはバンドの全体のサウンドとして少し乗れてなかったかな?とは思いましたが、そこはさすがにプロ。途中から一体感が増していってましたね。

最後のアンコールは“Cherokee”…sweat02あまりの高速フレーズと機械のようなタンギングに唖然としてしまいました。バップ+Coltrane+裏コード等、彼の魅力を余す事なく吹き倒していきました。

興奮のままにライブが終了していきました…fuji この日はNaruの席がほとんど埋まった位の人が来ていたので、会場は盛り上がりましたね。Maxご本人もノリノリでした。ライブの途中、ビールを何杯か飲まれておりましたが、全然狂う事なく、むしろ契機付け?みたいな感じでしたね。彼はやはりバップをやらせた方がいい感じですね。素晴らしいバッパーです。

後日、ライブの内容を思い出しながら、CDを聴き返しているのですが、彼のColtrane的なソロはQuartetto Treviのアルバム“Night Walk”に収録されている“Night Walk”に一番特徴がよく表れているなと思いました。裏コード+double time+フラジオ+バップミクスチャーな感じですね。金曜日の通勤時間に何度も聴き返してしまいました。note

ライブ終了後、なんとお話する機会が… フレンドリーに対応していただきました。英語で話かけましたが、ちょっと込み入った話になるとイタリア語の通訳さんを介して会話。“Remember”を絶賛したら、彼も大好きな曲だとおっしゃってました。今回のライブは彼のトレードマークでもある、Borgani社製の銀のサテン地のテナーではありませんでした。彼の音色のタイプだと、恐らくSelmerのBlanced Actionが好きなんだろうなと前々から思っていて、本人に聞いてみたら、この日はやはりBlanced Actionをお使いでした。notes

楽器の話をしていたら、Max氏は石森管楽器が開発中のオリジナルテナーを絶賛しておりました。もうちょっと、楽器の練習とかの話をお聞きしたかったですが…coldsweats01 ミーハーにも、サインとか貰っちゃたりして、大興奮の夜でございました。fuji 

あぁ、また来てくれないかな…note 今度はトランペットと二管で見たいなぁ。あと、個人的には川嶋哲郎さんとの2テナー対決なんてのもの見たい気がしましたね。音色とか全然違うんですけど、同じくビバップ大得意+コルトレーン大好きとなると、お互い共鳴しあう事があるのではないかな…!?と。

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壮絶なシーツオブサウンズ

ども。久しぶりのアップデートです。happy01

今週の火曜日、同サックス道場門下の方とBlue Note東京にBranford Marsalisを観に行ってきました。
いやー!とにかく凄かった。演奏も凄かったけど、この日の突然の雪も凄かった!少し長くなりますが、レポします。up

【メンバー】

Branford Marsalis(ts,ss,as)、Joey Calderazzo(p)、Eric Revis(b)、Justin Faulkner(ds)

最初の曲はマニアックなBranfordファンとしては嬉しい選曲でございました。Jeff "Tain" Wattsのリーダーアルバム『Bar Talk』に収録されている“Mr. JJ”でした。アルバムではMichael Breckerとの凄まじいバトルが繰り広げれてます。この曲での演奏では、完全にサックスマシーンと化している位の凄まじいソロでございました。fuji

二曲目はもしかしたら違うかもしれないのですが、ニューアルバム『Metamorphosen』に収録されている“Sphere”?を演奏。オリジナルナンバーですが、どこかMonkっぽいテーマが特徴の曲では、Branfordは、Sonny Rollins“Alfie's theme”のテーマをソロに入れるユーモアも見せるソロを展開。note

次の曲は同じく、『Metamorphosen』に収録されている“The blossom of parting”は、ピアノのJoey Calderazzo  とソプラノで演奏。最近のBranfordのオリジナルの曲の特徴でもある、クラシックの小曲風なジャズナンバーでございました。このステージでソプラノを演奏したのはこの曲のみでしたが、そのソプラノの音色の綺麗な事、綺麗な事。shine

バップナンバー“52nd street theme”では、また凄まじいブロウイングでございました。
この曲は循環のナンバーですが、あまりにもトリッキーなフレーズの応酬で、ベースラインを追っていかないと、どこを吹いているのかさっぱり分からなくなる位凄い演奏でした。

僕らが座っていた後ろの席に、アルトの多田誠司さんと5日にピアノで参加された片倉真由子さんがお客として座っていましたが、気がつくと多田さんがおもむろにアルトをケースから出してらっしゃる… まさかとは思いましたが、なんとアンコールの時、Branfordと“Donna Lee”を演奏。Branfordはアルトに持ち替えて演奏しました。おぉ、すげー!多田さんはバップフレーズを中心にソロをとっておりましたが、Branfordはクラシックのエチュードみたいな8分音符の羅列のようなソロをとっており、好対照なソロでございました。いやー!贅沢な瞬間!up

今回のライブではドラムのJeff "Tain" Wattsが参加していなかったので、実は少しガッカリしていたのですが、今回のバンドに参加していたJustin Faulknerのプレイ(↑のYou Tube参照)を聴いてビックリ。彼はJeff "Tain"に較べても全然遜色が無いぐらいのプレーヤーでした。しかも、バークリーに入りたての18歳とは… 音の粒が一つ一つハッキリと聴こえるようなドラミングが特徴的でございました。将来が楽しみですなー!penguin

Branfordはラバーのマウスピースが出す音とも、メタルのマウスピースが出す音とも言えない感じの不思議な音色をでございました。前にライブを観た時は、黒のガーデラにマッピも恐らくメタルのガーデラというゴリゴリのセッティングだったので、そのイメージがありましたが、いい意味で結構期待を裏切られました。happy01

ソロについては基本的には8分や16分音符を高度なエチュードのようにゴリゴリと組み立ててるのが特徴なのですが、いきなりDiminish丸出しなフレーズを吹いたりと、やりたい事が結構ハッキリした演奏だと感じました。エキサイトして、フラジオだとかオルタネイト・フィンガリングとかなどの技術は意外にも少なく、中音域・低音域の音域でゴリゴリと怒涛の如くソロをやっているのが印象的でした。wave

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雪の中、白熱しました。

プレイズ スタンダード プレイズ スタンダード

アーティスト:向井滋春
販売元:Geneon =music=
発売日:2008/05/28
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先日2月12日にライブを観に行きました。この日は近所に住む高校時代の友人(ピアノ弾き)との再会でもありました。雪が降りしきる中、白熱したライブでした。snow

会場: 練馬春日町 Lady Day

メンバー: 向井滋春(tb, cello)、佐藤達哉(ts)、山下弘治(b)、井上祐一(p)

【1st Stage】

1.Israel

2.Johnny comes late(Duke Ellington)

3.You've changed

4.Jeannine(Duke Pearson)

5.Oleo

【2nd Stage】

1.So in love(Antonio Carlos Jobim)

2.I remember Clifford

3.Lament(J.J Johnson)

4.Felicidage

5.The days of wine and roses

1st Stageは二管のHard Bopオンパレードといった感じの演奏。トロンボーンとテナーサックスのゴリゴリの白熱した演奏が中心でした。“You've changed”は向井さんがフィーチュアリングされたソロでした。伸びのある音色が印象的でございました。それにしても、向井さんは次々とスリリングなバップフレーズをトロンボーンで繰り出します。よくあのスライドを駆使して、繰り出すな~!と、ライブを見る度に毎回驚きます。

“Jeannine”、“Oleo”共に、佐藤達哉さんの迫力あるテナーソロを聴かせてくれました。

2nd Stageの“So in love”は、なんと向井さんがチェロを演奏。チェロも刺激的なソロを披露してくれてます。トロンボーンもやって、チェロもとは… いやぁ、凄い。

佐藤達哉さんフィーチュアリングの“I remember Clifford”も普通のバラードのテンポなのに、どれぐらい細かいフレーズを入れるのか?というぐらい美しくソロを吹かれておりました。

“Lament”は、↑のアルバムにも収録されているようですが、なんと5拍子の変則パターンで演奏。この曲のオリジナルって、作者のJ.J Johnsonだけでなく、Branford Marsalisも伸びやかに演奏するバラードなのですが、向井さんアレンジは超変則。全く違う曲になってましたね。

“The days of wine and roses”は、Lady Dayの八月薫子(vo)さんも参加され、リラックスした雰囲気でライブが終了致しました。

管ばかりのコメントになってしまいましたが、ピアノの井上祐一さんも良かったです。この人のアルバム“Standin' out”を持っているのですが、バップフィーリング溢れるプレイが格別なのでした。所々に美味しいDiminishのフレーズとかも炸裂してました。

Hard Bopというと、ついついトランペットとテナーの二管のイメージになりがちですが、トロンボーンとの二管もいいなぁと思いました。

あと、余談なのですが、この日の佐藤達哉さんのソロの中で、先日発売された佐藤さんの教則本に収録されている曲のソロの中のⅡ‐Ⅴ‐Ⅰのフレーズを発見。後でコピーしよ…と思いました。

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ブラボー!Bebop!

LIVE AT BASH AGAIN!LIVE AT BASH AGAIN!

アーティスト:安保徹
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発売日:2008/12/17
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こんにちは。
一昨日の晩に行って参りました。今年のライブ初めでございます。
いや、正に至福の時でございました。この一言に尽きますね。
ブラボー! Be-bop!という感じでした。(※とてもいいライブだったので、長文になります。)

昨日のライブは3セット構成で、1セット4曲程でございました。
全てスタンダード。セットリストは以下の通り。

メンバー: 香川裕史(b)、安保徹(ts)、吉岡秀晃(p)

場所: 代々木 NARU

【1st Stage】
1.“Yardbird Suite”

2.“Stompin' at the Savoy”

3.“I can't get started”

4.“This I dig of you”(Hank Mobley)

【2nd Stage】
1.“Groovin' High”

2.“Willow weep for me”

3.Duke Ellington Medley “Sophisticated lady”、“All too soon”

4.“Pent-up house”(Sonny Rollins)

【3rd Stage】
1.“In a mellow tone”

2.“Scrapple from the apple”

3.“I can't get started”

4.“Take the A train”


1stステージからいきなり“Yardbird Suite”で、この日のライブがとてもいいライブである事を予感させる感じでございました。三人ともとてもリラックスした雰囲気でした。

“I can't get started”では安保さんのテナーソロがフィーチャーされてました。CDで聴く印象と違って、だいぶ音量が小さかったように感じました。小さい音量というか、普通の音量か…!?という感じ。サブトーンが凄く巧く利いているのと、バズが混じったとてもジャズらしい音色をされておりました。音量の絶対量は小さそうなんですけど、とても存在感を感じましたね。

…っていうか、自分の普段の練習時での音量がまだ大きすぎる事がよく分かりましたね。(泣)

楽器は、間違いなくヴィンテージ物っぽかったのですが、少なくともSelmerではなく、恐らくConnかMartinなのですが、どっちかは分かりませんでした。


1stステージ最後の曲は、Hank Mobleyの『Soul Station』に収録されている、“This I dig of you”です。選曲だけで昇天~!

2ndステージではDizzy Gillespieの“Groovin' High”から始まり、“Willow weep for me”と流れました。“Willow~”では三人ともグルーブ感をグイグイ出しながら、ブルージーにソロをとっておりました。ここでの演奏が象徴的だったのですが、このバンドのリーダーである、香川裕史(b)さんが吉岡秀晃(p)さんの気分を上手く乗せて、吉岡さんはそれに応じるかのように、これでもかこれでもかとフレーズを畳み掛けていました。バップフレーズや色んな曲のモチーフをコロコロと転調させてテンションをかけたりと、引き出しが多い事、多い事。

香川さんも吉岡さんのソロに鼓舞されて、グイグイとソロを披露します。二人共お互いの顔を笑顔で見合わせながら、お互いを挑発し合っている姿が印象的でございました。吉岡さんは前に別のバンドのライブの時に見た事がありましたが、今回の演奏でファンになってしまいましたね。

その後、Ellingtonメドレーで“Sophisticated Lady~All too soon”とバラードが続き、Rollinsの“Pent-up house”で2ndステージは終了。Rollinsの曲だけあって、安保さんがswingyに朗々と(他に言葉が見つからない…)ソロを吹かれてました。

3rdステージでは“In a mellow tone”から、安保さんはBen Websterばりのリラックスしたトーンで吹かれてました。この曲、改めて聴くといい曲ですね… 後で練習して自分の持ちネタにしようかなと思いました。

二曲目の“Scrapple from the apple”から、アルトサックスの長谷川朗さんがシットイン。安保さんと二管でビバップ大会になっておりました。長谷川さん、ビバップのアルトらしい、いい音色でございましたが、微妙にリズムに入り遅れてる箇所が少し見受けられて、ちょっと残念な感じがしました。

リズムの観点から聴くと、安保さんはさすがベテラン。どっしりとリズムに乗れていて、尚且つ自分からもリズムのパルスを出してる感じがしましたね。今回のバンドのメンバー三人はソロにリズムとビートの躍動が聴こえましたね。演奏を聴いていると、自然とついつい立てノリになってました。

そのまま、二管でもう一回“I can't get started”と続き、最後は“Take the A train”。
“A train”では最初イントロとテーマを、吉岡さんと香川さんが三拍子で弾くという荒技が飛び出しました。
あんなの俺は絶対に吹けん… 吉岡さん、随所にWhole tone scaleを使ったフレーズが出てきました。再度テーマを四拍子に戻して、全員で演奏。終演となりました。

いやー、今回のライブは安保さんを間近で聴こうという目的で行ったのですが、すっかりこのバンドのファンになってしまいましたね。来週は新宿Somedayで、このメンバー+ドラムのQuartetでライブをやるそうですが、行けないんですよね。次回Quartetでライブがある時は是非聴きに行きたいなと思いました。

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ライブレポート(12/1)

昨日、久しぶりに行ったお茶の水 Naruでのライブです。ブログ仲間のうららさんと観に行きました。Naruに行くのは、8~9年ぶりかしらんという感じでした。happy01

メンバー: 山口真文(ts,ss)、片倉真由子(p)、中林薫平(b)、小松伸之(ds)

演奏した曲は以下の通りです。(順不同) 結構ワインを飲んじゃいまして、記憶が抜け落ちている所とか怪しい所がチラホラ… それにしても、Miles Davisの曲をよく演られてました。

Milesの曲は“Nefertiti”、“Solar”、“Blue in Green”、“All Blues”等。スタンダードは“Invitation”、“All the things you are”、“In a sentimental mood”、“It could happen to you”(?)、“Triste”(?)等。あと、最後のステージの一番最初になんと『枯葉』を演奏されてました。note

“Blue in Green”はテーマがグルグル回って、いつ終わるんだ?という感じになる不思議な曲ですが、8ビートで演奏されてました。typhoon

山口さんの演奏は、Wayne Shorterみたいにコードに捉われない自由なフレーズに特徴がありますが、この日の演奏もそうでした。どの曲もコードを頭で想像しながら聴くと、なんでそのタイミングで、そんな鋭いフレーズを出せるの?と不思議で不思議で…という感じに終始させられてました。thunder

この日は、テナーとソプラノ両方とも使われてましたが、彼の鋭いフレーズにソプラノの突き抜けるような音が凄くマッチしている感じでございましたね。fuji

この日は初めて片倉さんのピアノも聴く事ができました。事前に最近リリースされたリーダーアルバムを聴いて行ったのですが、力強い演奏でしたね。まだお若いのに…coldsweats02

演奏後、山口さんともお話しする事が出来ました。パッと見は結構取っつき難い感じかな?と思いきや、凄くフレンドリーでした… 日野元彦さんの『流氷』という凄まじいアルバムがあるのですが(山口さんは清水靖晃氏と壮絶なテナーバトルを演ってます)、それを聴いた時の印象を喋らせていただきました…happy01

P.S  うららさん、また行きましょうね~♪

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ライブレポート(11/6)

MY SPANISH KEY MY SPANISH KEY

アーティスト:菊地康正
販売元:What’s New Records
発売日:2006/04/19
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先週金曜日は久しぶりに師匠である菊地康正のライブを観に行きました。happy01
メンバーと曲目詳細は下記の通り。師匠は最近今まで使用されていた黒のKeilberth
のテナーを手放し、別のKeilberthを手に入れたらしく、音がよりスモーキーになっておられました。note

メンバー: 菊地康正(ts,as,fl)、稲里ひろみ(vo)、生田幸子(p)、愛川聡(g)、菅原正宣(b)、竹下宗男(ds)

【1st stage】
“Felicidade”、“Autumn Leaves”、“Five Island country”、“I'm fool to want you”、“On the sunny side of the street”

【2nd stage】
“私の銀の笛”、“Star Dust”、“On the green dolphin street“、“月の沙漠“、“Spring wind”、“Over the Rainbow”

【3rd stage】
“Airgine”、“砂の器(千住明)”、“Spain”、“La Galaxia”、“Samba Tokyo Yokohama”

曲目は上記の通り、スタンダード有り、ボサ・ノヴァ有り、ショーロ有り、日本の曲有り、オリジナル有りと内容が盛りだくさんでございました。up

中でも注目だったのは、少し昔に放映されていたドラマ“砂の器”のテーマ。噂には聞いておりましたが、この日ようやく聴く事が出来ました。師匠はフルートを持ち替えてジャズアレンジで演奏。僕もこのドラマは観てて、千住明氏作曲によるこの音楽が結構印象深かったので、この選曲はちょっと驚きました。ジャズアレンジだと、また違った良さがありますなぁ。というか、いい曲はいい曲と認めて、ご自身のバンドの楽曲に入れてしまう師匠は凄いなぁと思いました。notes

“Stardust”、“I'm a fool to want you”などのバラードは、さすが師匠といった感じでしたね。fuji

今回のライブはセッションコーナーも有りという事で、サックスの元門下生の方が“On the green dolphin street”、フルートの門下生の方が“Spain”で参加されました。実は僕もブルースで一緒に演らない?と師匠より、とても有り難いお誘いがあったのですが、諸事情があり、現在平日に外へ楽器を持っていくのが至難の業だった事もあり、お断り致しました。ちょっと惜しかったかな…(泣)でも、プロのあんな超豪華メンバーと一緒に演奏したら、気持ちいいだろうなぁと思ったりしてしまいました。(いや、実際やったら、足が超ガクガクになるでしょうけどcoldsweats01)

“On the green~”は参加した方がとても上手くて、完全に影響を受けちゃいました。翌日の練習は自分も練習しちゃったりしてしまいました。up

ジャズのバンドで、アコースティックギターが入る編成って結構珍しかったりすると思いますが、師匠のバンドはうまくギターが溶け合っていて、一つのバンドとして完成している感がありました。そのギターの愛川聡さんは何でも弾ける方で驚きました。スパニッシュやラテン系の曲を凄く得意とする感じですが、スタンダードもじっくり聴かせてくれます。note

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ライブレポート(10/30)

サックス&ブラス・マガジン 超絶テナー・サックス ザ・スコア (CD付き) サックス&ブラス・マガジン 超絶テナー・サックス ザ・スコア (CD付き)

著者:佐藤 達哉
販売元:リットーミュージック
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久しぶりにライブレポートです。ついに念願の春日町Lady Dayに行く事ができました。今まで近くて遠い所にあったこのお店。9月に引越しをしてから、一気に行き易くなりました。ご近所にこういうお店があるのは嬉しい限りです。happy01

メンバー: 佐藤達哉(ts,ss)、平田フミト(p)、八月薫子(vo)

この日はスタンダード中心に2ステージの演奏でございました。各々前半にサックス+ピアノのDuoでの演奏。後半に3~4曲程、お店の方である八月薫子(vo)が参加されてTrioになります。notes

まず、佐藤さんは「アメセル使い」という印象が強烈だったのですが、テナーが銀色…ライブの後に聞いてみたら、ご自身もプロモーションされているCadesonを使ってらっしゃいました。Cadesonの最高機種だそうです。ソプラノもアンラッカーのCadesonでしたね。 <マウスピースは以前ウェブサイトで見た事があるのですが、恐らく○堀サックス研究所さんのカスタムメイドのメタルのマッピじゃなかろうかと。note

音はクラシックの音のような綺麗で突き抜けるような音色。しかも、サブトーンを効かしてもJazzyな音もいい。実に佐藤さんのプレイスタイルに合ったセッティングだなぁと思いました。fuji

結構お酒を飲んでしまったので、曲名及び曲順などは超ウロ覚えでございますが。印象に残った曲をいくつか挙げます。

“Triste(Jobim)”、“On the green dolphin Street”、“Bye bye blackbird”
、“Just in time”、“Left Alone“、“The days of wine and roses”、“Heaven(Duke Ellington)”、“Bud Powell”(Chick Corea)、“In your own sweet way”(Dave Brubeck)等々…

佐藤さんはやはりコンテンポラリー向けの曲で威力を発揮しそうな感じでしたね。“On the green dolphin~”や“Triste”、“Bud Powell”等はフラジオ出しまくりの圧倒的な演奏でございましたが、“Heaven”や“Left Alone”などのバラードも素晴らしい。確か両方共倍テンでソロをとってらっしゃいましたが、凄すぎました。coldsweats02

…かと言いつつ、“blackbird”や“酒バラ”等のスタンダードナンバーも素晴らしい。tulip

ピアノのお相手が平田フミトさんという、東京マンボパノラマボーイズにもいら
っしゃった方だそうなのですが、ラテンナンバーはもちろんの事、スタンダードやブルースナンバーも強烈なグルーブ感をお持ちでした。
ピアノタッチは完全にバッパーでしたね。“Bud Powell”の時なんかは正にBud Powellが乗り移っているかのようでした。

各々のステージで後半に参加の八月薫子さんはとても品のある声質で“Just in time”、“酒バラ”を聴かせていただきました。karaoke

ライブ後、お店の方や常連さん、佐藤さんを初めミュージシャンの方とお話する
事ができ、本当に色々な話をする事ができました。ハッキリ言ってブログには公開できないようなお話も色々聞く事が出来ました。coldsweats01

皆さん承知の通り、佐藤さんは大のMichael Brecker好きのミュージシャンとしても有名。ニューヨークで行われた彼のお葬式にも参列されたようです。その時の模様を話してくれたのですが、凄い事が行われていたようです…!!(とてもブログには書けませぬ…)

あと、佐藤さんのご子息とMichael Brecker氏が一緒に映っているお写真とか見せて貰ったりしちゃいました。Michaelのその表情がいい事!lovely

僕は10年前位にMichael Breckerがブルーノート東京にQuartetで来た時に観に行ったのですが、その時アンコールで『枯葉』をやったんですよ。佐藤さんにその話をしたら、佐藤さんもそのライブを当然観に行っていたらしく、「あぁ、あれはピアノのJoey Calderazzoのアレンジでしょ?」と覚えていらっしゃいました。さすがですっ!!

久しぶりのライブにも関わらず、超贅沢な時間を過ごす事が出来ました~!

そういえば、佐藤さんにもお聞きしたのですが、今月末リットーミュージックの「超絶シリーズ」(上の写真)で佐藤さんの教則本が出版されるみたいですね?また、制覇できない教則本が積読される可能性が…恐らく購入してしまうでしょう。coldsweats01

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川嶋哲郎 Quartet at 六本木 Alfie(長文です)

哀歌/AIKA 哀歌/AIKA

アーティスト:川嶋哲郎カルテット
販売元:エム アンド アイ カンパニー
発売日:2008/11/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

先日久しぶりに行けました念願の川嶋哲郎Quartetのライブ。今年3回目の川嶋さんのライブ。ほとんど追っかけですな。coldsweats011月にも同じ場所で同じバンドを観に行ったのですが、ピアノが少し元気がなかったような演奏だったので、少し不完全燃焼感がありました。coldsweats02今回はアルバム『哀歌』と同様、ピアノに田中信正さんが参加されての白熱のパフォーマンスでした。wave

メンバー、及びセットリストは以下の通り。

川嶋哲郎(ts)、田中信正(p)、安田幸司(b)、菅原高志(ds)

【1st stage】

1.『Vega』

2.『Run way』

3.『Easy Living』

4.超高速循環(keyはわかんない…)

5.『Seven』

【2nd stage】

1.『Mai-Kai?』

2.『You must believe in spring』

3.『I love you too easily』 → なんと、お店に来ていたチカ・シンガーさんが飛び入り!4番の曲も披露してくれました。 

4.『But beautiful』

5.『Maelstorm』

6.アンコール『My one and only love』

この日は、やはりピアノの田中さんが参加したので、高速な選曲が多かったような気がします。1st stage 4番目の循環の曲なんか、超高速循環でした。川嶋さんの恐ろしいぐらいの音の洪水。waveしかも、美しすぎる位の高速タンギング。まるで機械でした。coldsweats01

かと思うと、チカシンガーさんが参加されて、歌伴に徹する曲なんかもとても美しいベースラインを吹いたりしておりました。note

今回はドラムスが菅原高志さんで、この日初めて聴いたのですが、古いスタイルの中にコンテンポラリーな部分もあって、とても聴いていて気持ちいいドラマーでした。今月末に初のリーダー作を発表されるようです。今後の活躍も楽しみな人でしたねー!

この日は以前Hot Houseのライブに行った時に知り合った、テナー吹きのご近所さんと一緒に行きました。この友達が川嶋さんのお弟子さんだそうなので、ライブ後の挨拶がてら、色々サックスとジャズを演奏する事に関して質問ができ、しかも有難いお話をたくさん聞く事が出来ました。Jazz Life誌連載の『わがままサックス哲学』ばりに、とても深いお話が満載でした。notes

例えばセッションに関して… 「セッションに行くなら、自分の中で必ず何らかの結果を残すという明確な目的を持つ必要がある。セッションはそんなに沢山行く必要はない」とか、「セッションでは自分が既に出来ると思った事はするな。その出来る事のプラスアルファを試す場所だ」など。shine

アドリブに関しては、「とにかく、徹底的に基礎を固める事」、「(基礎を固める事を前提に)自分の中で枠を固める事が重要」と仰ってました。

アマチュアと一緒に演奏する機会にいつも感じているそうなのですが、「ジャズ=自由な音楽」という事でとらえ違えていて、あまりにも無茶苦茶な演奏が多すぎると仰ってました。まず、自分の中の基礎的な枠を徹底的に作りこめと。upwardright

あと、川嶋さんがライブでフリージャズの演奏者と競演した時の事で、その時川嶋さんは結構抑え気味なトーンで演奏したんだそうでです。そうしたら、そのライブを観たお客さんに「今日は、フリージャズっぽくピーッ(フラジオね)とやらないの?」と言われたそうです。このお客さんの頭の中には「フリー=ピーッ」となってしまっていて、はたしてそれは「フリーなジャズ」なのか?と思ったそうなのです。

我々アマチュア演奏家は「自由な音楽(アドリブ)=コード・基本を重視しない演奏」としてしまっていて、果たしてそれは本当に自由な音楽なのか?と考えたそうです。基礎を徹底して初めて、他の事ができると強く仰っていました。

そういえば、川嶋さんの演奏は凄く高度な事をやっているのですが、とてもその楽曲のコードや流れに素直に従って吹いてるように感じます。それは、彼の圧倒的な基礎力に裏打ちされたものなのでしょうね。up

最後に結構目からウロコな事を仰ってました。「ビ・バップとはコードやスケールに忠実にソロをとっている時に、逸脱した時に瞬間的に音楽的な修正を行う技」だと仰ってました。我々は逆に「この音を使ってやったら、ブルージーな感じが出る」と考えがちだと思いますが、発想がまるっきり逆だったのが興味深かったですね。演奏する時はその楽曲の進行に忠実であれ!というのが川嶋さんの考え方だそうです。

ライブも去る事ながら、ライブ後のトークもとても刺激的な瞬間でございました。happy01いやー、練習せねば…coldsweats01

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かっちょぇぇっっつ!!クラシックサックス!!

アリア アリア

アーティスト:須川展也
販売元:エイベックス・クラシックス
発売日:2008/04/23
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先日実家の両親から突然連絡があり、このライブに誘われたので、行ってきました。なんと、あの須川展也さんのライブです!普段大きなコンサートホールしか演奏しないというイメージがありましたが、この日は原宿にある小洒落たレストランで観る事が出来ました。PAなどの音響設備無しの完全生音ライブでした。編成はピアノとのDuo!しかも、このプログラムはフランス料理のコースとセットになっているプログラムです。restaurant何とも贅沢な企画でございました。wine

メンバー、及びセットリストは以下の通り。超絶技巧系と朗々と歌い上げる系を織り交ぜた、観るものを飽きさせない内容でございました。この日は、アルトとソプラノの割合を、大体、半分半分位で演奏されてました。

須川展也(as、ss) 小柳美奈子(pf)

1.カッチーニ『アヴェ・マリア』

2.バッハ『半音階的幻想曲』

3.サン=サーンズ『あなたの声に心は開く』(サムソンとデリラより)

4.佐藤聰明『ランサローテ』

5.ミヨー『スカラムーシュ』

6.ジミー・ドーシー『ウードルズ・オブ・ヌードルズ』

【アンコール】

7.ピアソラ『アディオス・ノニーニョ』

8.ピアソラ『リベルタンゴ』

クラシックの人とジャズの人のサックスの吹き方は全然違うというのは頭ではわかってはいますが、こうまで違うとは… とてもいい刺激になりましたね。note

ジャズのサックス奏者でクラシックの小曲を吹く人も最近はチラホラ出てきて、聴いてはいますが、その感じとも全然違います。ジャズ奏者が演るクラシックはやはり「ジャズ的」な色がチラホラ見えます。やっぱ、クラシック一本でやってきてる人の奏法は「クラシック」ですね。年季が違います。fuji

しっかし、須川さんは本当に凄いっ!指捌き一つ見ても、低音部から高音部まで全く穴が無いです。低音部で小指を使う所なんか(要は、低音C♯以下の音使い)、本当に見事に指が動くし、喉も対応できてる。ピッチも全然狂わない。shock

ピアニッシモも息がしっかり入っていて、とても豊かな音色になっています。
ピアニッシモでも音の太さを感じるという所はショッキングでした。ビブラートもクラシックならではの細かいビブラート。shine

『アヴェ・マリア』のような単純なメロディーの曲も演奏しましたが、本当によく歌い上げてます。如何に自分が超いい加減な練習をしていたというのが嫌と言う程、痛感させられましたね。スタンダードのテーマも情感を込め、歌い上げないといけないです。notes

強烈なのは、アンコール前の最後にやった、1940年代のスイングアルトの天才、Jimmy Dorseyの曲をやった所です。凄いっすよ。この人。shock

以下、別の演奏家か演奏した『Oodles of Noodles』。そして、その下が、Jimmy Dorseyご本人による別の曲の演奏。須川さんの映像は貼り付けられませんでした。Jimmy Dorseyは、Charlie Parkerにも影響を与えたお人です。彼らの超絶技巧っぷりをご堪能あれ。spa

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